大学中退の学歴は就活でどう書けばいい?

大学中退の学歴は就活でどう書けばいい?

大学中退の学歴は、卒業したことにせず、入学と中退を時系列で正直に書きます。履歴書の学歴欄には、たとえば「〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学」「同大学 同学部 同学科 中途退学」と記載します。

大学中退を隠して最終学歴を大学卒業のように書くと、経歴詐称と判断されるおそれがあります。中退理由の説明が必要な場合は、履歴書では簡潔に、面接では事実と現在の就職への考えを具体的に伝えます。

大学中退の学歴を書く基本ルール

学歴欄では、大学に入学した事実と、卒業せずに中退した事実の両方を書きます。「大学中退」だけでなく、入学から中退までを示すことが大切です。

  • 学校名、学部、学科を正式名称で書く
  • 入学した年月と、中退した年月を書く
  • 卒業していない大学を「卒業」とは書かない
  • 学歴欄の年月表記は、西暦か和暦のどちらかに統一する
  • 「卒業見込み」は、実際に卒業する予定がある場合だけ使う

履歴書の学歴欄の書き方と記載例

大学中退の場合は、次のように書きます。高校から記載する履歴書であれば、高校卒業から始めるのが一般的です。

学歴

2020年3月 〇〇県立〇〇高等学校 卒業

2020年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学

2022年9月 同大学同学部同学科 中途退学

「同大学」「同学部」と省略する書き方もできますが、応募書類の記入欄が広い場合は、学校名や学部名を改めて書くと誤解がありません。

中退理由を書かない場合

履歴書の学歴欄では、理由を書かずに「中途退学」とだけ記載しても問題ありません。たとえば、次のように書きます。

2022年9月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 中途退学

採用担当者から理由を尋ねられた場合に備えて、退学した時期や理由を説明できるようにしておきましょう。

中退理由を簡潔に添える場合

理由を履歴書に書く場合は、長い説明を学歴欄に入れず、短くまとめます。一般的な表現は「一身上の都合により中途退学」です。

2022年9月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 一身上の都合により中途退学

ただし、「一身上の都合」だけでは退学理由の内容は伝わりません。面接で質問されたときは、理由だけで終わらせず、現在の仕事への考えや応募先で生かせる経験も説明します。

「最終学歴」はどう扱えばよいか

最終学歴を「卒業した学校」という意味で使う場合、大学を中退した人の最終学歴は、大学ではなく、最後に卒業した学校です。一方、履歴書の学歴欄には、大学に入学して中退した経歴も記載します。

応募書類に「最終学歴」だけを記入する欄がある場合は、書類の指示を確認してください。「卒業した学校」を求めているなら高校卒業を記載し、「在籍した学校も含む学歴」を求めているなら大学中退まで含めて書きます。

判断に迷う場合は、欄外に大学中退の経歴を補足するか、応募先に記入方法を確認すると、大学在籍歴を隠さずに伝えられます。

大学中退後の学歴に専門学校や職業訓練を追加する場合

大学中退後に専門学校へ進学したり、職業訓練を受けたりした場合も、年月順に記載します。修了していない場合は「修了」と書かず、「退校」「受講終了」など、実際の状況に合う表現を使います。

2020年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学

2022年9月 同大学同学部同学科 中途退学

2023年4月 〇〇専門学校〇〇科 入学

2025年3月 〇〇専門学校〇〇科 卒業

資格取得のために通った講座や職業訓練は、学歴欄ではなく、資格欄や職歴欄の近くに記載する形式が合う場合もあります。応募書類の項目に合わせて分けてください。

大学中退の理由は面接でどう説明するか

面接では、退学した事実を隠さず、理由、退学後の行動、現在の応募理由の順に説明すると伝わりやすくなります。

  1. 大学を中退した事実を簡潔に伝える
  2. 中退に至った理由を、事実に沿って説明する
  3. 中退後に取り組んだことや学んだことを話す
  4. その経験を応募先の仕事でどう生かしたいかを伝える

たとえば、進路を変更した場合は、「大学で学ぶ中で別の分野を志望するようになり、進路を見直すために中退しました。その後は〇〇を学び、現在は〇〇の仕事を志望しています」のように説明できます。

家庭の事情、健康上の理由、経済的な事情など、詳しく話しにくい内容は、必要な範囲で説明すれば十分です。無理に個人的な事情を細部まで話す必要はありませんが、事実と異なる説明は避けてください。

大学中退の学歴を書くときの注意点

最も注意したいのは、大学を卒業したように見える書き方をしないことです。次のような記載は避けます。

  • 中退した大学を「卒業」と書く
  • 大学の入学だけを書き、中退の事実を省く
  • 在籍していないのに「卒業見込み」と書く
  • 中退後の期間を、根拠なく在学中として扱う

履歴書を提出する前に、卒業・中退の年月、学校名、学部名が正しいか確認してください。応募先から卒業証明書や在学期間の確認書類を求められた場合は、実際の状況に合う書類を提出します。

大学中退の学歴は正直に「入学」「中途退学」と書く

大学中退の就活では、学歴欄に「大学名・学部名・入学」と「大学名・学部名・中途退学」を年月順に記載します。最終学歴を卒業した学校として扱う場合は、最後に卒業した学校を示しますが、大学中退の経歴も省略しないことが基本です。

まずは大学の入学年月と中退年月を確認し、履歴書の学歴欄に正確に反映してください。中退理由を聞かれた場合は、理由だけでなく、その後の行動と応募先で生かしたいことまで説明すると、経歴を前向きに伝えられます。