既卒で在職中でも、働きながら就活を進めることは可能です。ただし、卒業後の職歴がある場合は、応募先によって「既卒」ではなく「第二新卒」や「中途採用」として扱われることがあります。まずは自分の経歴に合う求人区分を確認し、応募先を絞りながら、退職前に転職活動を進めるのが基本です。
既卒で在職中の場合は、どの求人に応募すればよい?
卒業後に現在の会社で働いているなら、「既卒歓迎」だけでなく、「第二新卒歓迎」「未経験歓迎」「若手向け」「中途採用」の求人も確認しましょう。
| 現在の状況 | 応募時に見られやすい区分 | 探す求人の例 |
|---|---|---|
| 卒業後、正社員などの職歴がない | 既卒・未経験者 | 既卒歓迎、未経験歓迎、新卒相当 |
| 卒業後に短期間でも働いた経験がある | 第二新卒・若手経験者 | 第二新卒歓迎、未経験可、ポテンシャル採用 |
| 現在の仕事に近い職種へ移りたい | 中途採用・経験者 | 職種経験者、業界未経験可、経験年数不問 |
「既卒」の定義や応募条件は企業によって異なります。求人票に卒業後の就業経験について明記されていない場合は、応募前に採用担当者へ確認すると区分の行き違いを防げます。
在職中に既卒の就活を進める手順
在職中の就活は、退職してから始めるのではなく、応募先探しと退職時期の検討を並行して行います。
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希望条件と転職理由を整理する
職種、勤務地、給与、勤務時間、入社希望時期など、譲れない条件を決めます。転職理由は「今の会社が嫌だから」だけで終わらせず、次の仕事で実現したいことまで説明できるようにします。
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自分が応募できる求人区分を確認する
卒業年月、現在の雇用形態、在職期間、経験した業務を整理します。そのうえで、既卒向けだけでなく、第二新卒や未経験者向けの求人も比較します。
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履歴書と職務経歴書を作成する
職歴がある場合は、履歴書だけでなく職務経歴書も用意します。在職期間が短くても、担当した業務、身につけたスキル、工夫したことを具体的に書くと、現在働いていることを強みに変えやすくなります。
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応募先を絞って応募する
すべての求人に同時に応募すると、勤務時間と面接日程の調整が難しくなります。仕事内容や応募条件が自分の希望に合う求人から、無理のない数で応募を始めましょう。
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面接日程を調整する
応募時や書類選考通過後に、在職中であることと、面接可能な曜日・時間帯を伝えます。休暇、勤務前後の時間、オンライン面接などを組み合わせると調整しやすくなります。
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内定後に退職日と入社日を決める
退職を申し出る時期は、就業規則や雇用契約書を確認したうえで決めます。内定を受けたら、退職交渉や引き継ぎに必要な期間を考慮し、入社可能日を企業と相談します。
在職中の就活で履歴書や面接にどう書くか
現在の勤務状況は隠さず、「在職中」と正確に記載します。卒業後の経歴に空白がある場合も、事実と異なる年月や職歴を書いてはいけません。
履歴書の書き方
- 現在の勤務先と入社年月を職歴欄に記載する
- 在職中の場合は、最後に「現在に至る」などと記載する
- 入社可能時期は、退職や引き継ぎを考慮して現実的に書く
- 既卒向け求人に応募する場合も、卒業後の職歴を省略しない
職歴の書き方は履歴書の形式によって異なるため、使用する履歴書の記載例に合わせます。重要なのは、卒業後から現在までの経歴が分かることです。
面接での転職理由
面接では、現在の仕事を経験したからこそ分かった適性や、応募先で実現したいことをつなげて話します。
たとえば、「現在の仕事で顧客対応を経験し、相手の課題を聞いて提案する仕事にやりがいを感じた。より専門性を高められる環境で働きたい」のように、経験・考え・応募理由の順に説明すると伝わりやすくなります。
給与や人間関係だけを退職理由として強調すると、同じ理由ですぐに辞めるのではないかと見られる可能性があります。不満が転職のきっかけでも、次の職場で何をしたいのかを中心に説明しましょう。
在職中に就活するメリットと注意点
在職中の就活には、収入を維持しながら転職先を選べるメリットがあります。一方で、仕事と応募・面接の両立には計画が必要です。
| メリット | 注意点 |
|---|---|
| 収入を得ながら転職先を探せる | 面接や書類作成の時間を確保する必要がある |
| 退職を急がず、条件を比較できる | 入社時期と退職時期の調整が必要になる |
| 現在の仕事で得た経験を応募に生かせる | 職場に転職活動を知られないよう情報管理が必要 |
応募先との連絡は、勤務時間中を避けて私用のメールアドレスや電話番号を使います。会社のパソコンや社用メールで応募書類を作成したり、転職活動の連絡をしたりするのは避けましょう。
また、面接のために休暇を取る場合は、必要な範囲で手続きをします。無断欠勤や勤務先の業務への影響が続くと、現在の職場だけでなく応募先からも不安を持たれるおそれがあります。
退職してから就活を始めるべきケース
心身の不調や職場の安全に関わる問題がある場合は、在職中の転職活動にこだわらず、周囲への相談や休職なども含めて対応を検討します。
一方、「在職中だと応募できないかもしれない」という理由だけで、先に退職する必要は通常ありません。退職すると収入が途切れ、就活が長引いた場合に希望条件を下げてしまうことがあるためです。
退職前に、少なくとも次の点を確認しておくと判断しやすくなります。
- 応募したい求人が実際にあるか
- 生活費をどの程度の期間確保できるか
- 退職後の健康保険や年金などの手続きをどうするか
- 転職活動に専念する必要がある事情があるか
在職中の既卒就活でよくある失敗
既卒求人だけに絞る
卒業後に職歴がある場合、既卒求人だけでは選択肢が狭くなることがあります。第二新卒、若手向け、未経験可の中途求人も確認し、自分の経験が評価される求人を探しましょう。
退職日を先に決めてしまう
退職日は、内定や入社条件が決まる前に確定させないほうが安全です。選考の進み方は企業によって異なるため、内定後に引き継ぎ期間を含めて入社日を相談します。
短い職歴を隠す
短期間の勤務でも、在職していた事実を省略すると、応募書類と雇用保険などの手続きで説明が必要になる場合があります。期間と仕事内容を正確に記載し、転職理由を前向きに説明できるよう準備しましょう。
既卒で在職中に就活を進める方法のまとめ
既卒で在職中でも、退職前に就活を進められます。卒業後に職歴がある場合は、既卒だけでなく第二新卒や中途採用も含めて探すのがポイントです。
最初に、現在の職歴と希望条件を整理し、履歴書には在職中であることを正確に記載します。面接日程を勤務先に配慮して調整し、内定後に退職日と入社日を決めると、働きながら無理なく進めやすくなります。







