既卒の求人は、既卒向けの求人サイト・就職エージェント・ハローワーク・企業の採用ページを組み合わせて探すのが基本です。新卒向け求人でも既卒を応募対象にしている場合があるため、「既卒可」「卒業後3年以内」「第二新卒歓迎」などの条件を確認すると、応募先を広げられます。
既卒の求人を探す主な方法
既卒向けの求人サイトを使う
求人サイトでは、検索条件に「既卒」「未経験歓迎」「第二新卒」「職歴不問」などを設定します。勤務地や職種だけでなく、応募条件に次のような表記があるか確認してください。
- 既卒応募可
- 卒業後〇年以内
- 未経験可
- 社会人経験不問
- 研修あり
- 新卒・第二新卒歓迎
「未経験歓迎」と書かれていても、既卒が対象とは限りません。求人詳細で、卒業後の年数や入社時期に制限がないかを確認することが大切です。
就職エージェントに相談する
既卒や未経験者向けの就職エージェントでは、求人紹介に加えて、応募書類の添削や面接対策を受けられる場合があります。既卒であることを伝えたうえで、応募可能な求人だけを紹介してもらうと、条件確認の手間を減らせます。
利用する際は、次の点を先に確認しましょう。
- 既卒を対象にしているか
- 希望する勤務地の求人があるか
- 紹介される職種や雇用形態を選べるか
- 応募を急かされないか
- 求人の仕事内容や固定残業代などを説明してもらえるか
一つのサービスだけで決める必要はありません。紹介された求人でも、自分で企業名や仕事内容、労働条件を確認してから応募しましょう。
ハローワークや新卒応援ハローワークを利用する
ハローワークでは、地域の求人を探したり、職業相談や応募書類の相談をしたりできます。卒業後の年数や年齢などによって利用できる窓口が異なる場合があるため、最寄りの窓口で既卒であることを伝えて相談してください。
地域を限定して働きたい人や、求人の探し方から相談したい人には、公共職業安定所の窓口が選択肢になります。
企業の採用ページを直接見る
興味のある企業が決まっている場合は、公式の採用ページも確認します。「中途採用」「未経験採用」「第二新卒採用」などに、既卒が応募できる求人が掲載されていることがあります。
応募条件が分からない場合は、求人票に記載された問い合わせ先へ、既卒でも応募できるかを確認します。問い合わせる際は、卒業年月、希望職種、入社可能時期を簡潔に伝えると判断してもらいやすくなります。
新卒向け求人にも応募できる?
既卒でも応募できる場合があります。ただし、求人ごとに対象者の定義が違うため、「新卒歓迎」とだけ書かれている求人を一律に応募可能とは判断できません。
次のような記載があれば、既卒が対象に含まれる可能性があります。
- 既卒者も応募可
- 卒業後3年以内など、応募可能な卒業年が明記されている
- 新卒・既卒を同時に募集している
- 入社時期を相談できる
一方で、「在学中の学生のみ」「卒業見込みが必要」などの条件がある場合は、既卒は対象外の可能性があります。分からないときは、応募前に採用担当者へ確認しましょう。
既卒の求人を探す手順
- 希望条件を決める。勤務地、職種、正社員希望の有無、給与、休日、入社可能時期を整理します。
- 複数の探し方を使う。求人サイト、就職エージェント、ハローワーク、企業の採用ページを並行して確認します。
- 応募条件を確認する。既卒可否、卒業後の年数、経験・資格の条件、入社時期を求人票で確認します。
- 求人の労働条件を比較する。給与だけでなく、固定残業代、試用期間、勤務地、転勤、休日、雇用形態を見比べます。
- 応募書類を求人に合わせて作る。卒業後の期間に何をしていたか、応募先で生かせる経験、入社後に取り組みたいことを具体的に書きます。
- 面接で確認されやすい内容を準備する。卒業後の過ごし方、就職活動を始めた理由、応募先を選んだ理由を一貫して説明できるようにします。
求人を選ぶときに確認する条件
既卒向け求人を比較するときは、応募できるかだけでなく、入社後の条件まで確認します。特に次の項目は、求人票や企業への質問で確かめてください。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 雇用形態 | 正社員、契約社員、試用期間中の扱い |
| 給与 | 基本給、固定残業代、手当、賞与の有無 |
| 勤務条件 | 勤務地、転勤、勤務時間、夜勤の有無 |
| 休日 | 年間休日、土日祝の休み、休日出勤の有無 |
| 応募条件 | 既卒の対象範囲、卒業後の年数、資格や経験の要否 |
| 入社時期 | すぐに入社が必要か、入社日の相談が可能か |
「未経験歓迎」「研修あり」という表現だけで、仕事内容や教育内容を判断することはできません。研修期間、配属後の業務、研修中の給与や勤務地まで確認すると、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。
既卒の応募書類と面接で伝えること
既卒の就職活動では、卒業後の空白期間そのものよりも、現在の就職意欲と応募先とのつながりを説明できるかが重要です。空白期間を無理に取り繕わず、事実に沿って整理しましょう。
- 卒業後にしていたこと
- その期間に得た経験や考え
- 就職を希望するようになったきっかけ
- なぜその企業・職種を選んだのか
- 入社後に身につけたいこと、貢献したいこと
たとえば、資格取得、アルバイト、家族の事情、進路の見直しなど、卒業後の状況は人によって異なります。事実を簡潔に説明したうえで、現在はどのような仕事を希望し、応募先で何をしたいのかを続けて伝えると、話の流れが分かりやすくなります。
求人が見つからないときの見直し方
応募できる求人が少ないときは、検索条件を一度に広げすぎず、どの条件が原因かを分けて確認します。
- 勤務地を隣接地域まで広げる
- 職種名の表現を変えて検索する
- 「既卒」だけでなく「未経験」「第二新卒」も調べる
- 卒業後の年数条件を確認する
- 正社員求人に限定している場合は、仕事内容と登用制度を確認したうえで他の雇用形態も比較する
ただし、条件を広げる前に、給与、勤務地、勤務時間など譲れない条件と妥協できる条件を分けておきましょう。条件を無制限に広げると、入社後に希望と合わなくなる可能性があります。
既卒の求人探しで最初にすること
まずは、希望する勤務地と職種を決め、「既卒可」「未経験可」「卒業後の応募条件」を確認できる求人を複数集めてください。そのうえで、求人サイトだけに絞らず、就職エージェントやハローワーク、企業の採用ページも組み合わせると、応募先を比較しやすくなります。
既卒の求人は、既卒専用求人だけに限られません。求人ごとの応募条件を確認し、卒業後の経験と志望理由を説明できる状態で応募することが、探し方と選び方のポイントです。







